私は初見の人によくデザイナーに間違えられるのですが、これでも一応プログラマーでして、カタカタカタと「これ、最大値になるまでカクカクシカジカやっといて、ピコピコ」などと、箱の中の小人達と日々奮闘しております。そんな時、スコーンと、一通のメールが。なになに。サウンドのトミータ氏からのメールです「サウンドゴラム、書いとけや!ボケー!」はい、わかりました。書くのでヘチマ一気食いだけは勘弁してください。 というわけで、みなさま、はじめまして。とく、と申します。ジャズメンの TOKU ではありません。でも、音楽はまぁ良く聴く方だと思うので、頑張って書きたいと思います。 えー、で、私は最近、北欧ラウンジ系(謎)を聴いているのですが…他の本などで紹介されているものは別に書かなくてもいいですよねぇ。というか「コレを聴けっ」ですか?…私は小心者なので、そんな「聴け!」だなんて言えませんよ。そんなわけで、少しは「これを聴け!」的なところもありますが、「私はこんなものを聴いてました」程度の勢いで進めさせていただきます。 前置きが長くなりましたが、今回はこちら、ソフトバレエの「愛と平和」です。 は?ソフトバレエ?やわらかいバレエ?何ですかそれは??…という紳士淑女が大多数かと思いますが。ほら、3人組で。1人がボーカルで、1人はクネクネしていて、1人は地蔵、みたいな。一時期ポップジャムによく出てたでしょ。曲は、ほれ、テクノポップみたいな、エレクトロニカな宗教系モダンダンスミュージック!?…いや、これはちょっと違うような気がします。すみません。私のボキャブラリーではこれが限界です。 ソフトバレエがデビューしたのは 89年 ですが、私がソフトバレエに出会ったのはそれから3年後のこと。「なんじゃこりゃー!!」…そう、ジーパン刑事のセリフを叫びながら、もしかしたら勢いあまって血も出ていたのかもしれませんが、相当の衝撃が私にはありました。坂本龍一や YMO との衝撃もかなりのものだったと記憶しているのですが、これは上回っていました。それまでの音楽しか知らなかった私にとっては未知との遭遇でした。 某 BUCK-TICK の今井さんが、YMO の「テクノバイブル」に「僕がこんなにんげんになったのは YMO のせいです」と書かれていましたが、私的にはソフトバレエが「こんなにんげんになった」原因の1つであるわけなんです。 なんとも宇宙的で神秘的な難しい歌詞、普通のシンセサイザーなのだけれども全く違う世界の音楽、そして、それこそ宇宙からやってきたのではないだろうか?と思わせるルックス←このルックスのせいで聞かなかった人もいたようですが。完璧に10年先のことをやっていた、と思いましたし、実際そうでしたし。このアルバムを今聞いても全然いけてますし、PVの映像も色あせていません。 私はそんなソフトバレエに完璧に影響を受けて、髪の毛は黒から変な色へ、シチサンから変な髪形へ、着ている服はTシャツから変な服へ、喋る言葉は変な言葉、シンセサイザーは何故かコムロモデル(安かった)、付き合う彼女はソフトバレエ好き!ときたものでした。 …ソフトバレエはデビュー当時からエレクトロニカルなサウンドだったのですが、この「愛と平和」から完成度がグッと高くなりました。また、ちょうどこの頃は湾岸戦争だったので、「VIRTUAL WAR」「EGO DANCE」「AMERICA」など、歌って踊りながら反戦を叫ぶ事が出来る一品?に仕上がっております。 その後 1995年 に突如として解散してしまったのですが、昨年奇跡的に復活。私的には、またあの時の衝撃が欲しかったのですが、解散当時のサウンドをひきずったままの再登場となりました。ちょっと残念でした。 「ちょっと残念でした」とか言っている自分も、ちょっと名残はあるものの、今では変な格好を卒業し、シンセサイザーにもホコリがつもる始末。そしていつの間にかプログラムを書いていたりするわけです。当時と同じなのはソフトバレエ好きの彼女さんが奥さんになったぐらいです。あれから時が流れて、自分も自分のまわりも色々と変わりましたが、今の私の形成にソフトバレエがからんでいるのは紛れもありません。 「みなさんのターニングポイントとなったアーティストやアルバムはなんですか?」 とかいいつつ、終わってみたり。お粗末。39。
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