 | 何つっても「レースゲーム」だってことですね。『JSR』シリーズって自由にフィールドを駆け回ってなんでもできるってところが魅力的だったんだけど、逆にそこが敷居が高いのかなとも思うんですね。のめりこめればいいんですけどね。その点レースゲームは目的がはっきりしてる分、わかりやすいんで誰でも入りやすい。 |
 | そう、レースっていうのがやっぱりポイント。言うなれば70年代のスケボーなんすよ。サーフィンの波待ちの間に生まれた、黎明期のスケボー。トリックをメイクするよりも、低いライディングポーズでひたすらダウンヒルするっていうスタイル、そのスケボーの感覚。で、長沼さんにも音楽もその世界観がほしいってお願いして。 |
 | そうですね、70年代は意識しましたね。『JSR』の時よりもテクニックに走らなかったというか、もっとラフに作ったというか。ま、でも70年代のヒップホップにしろサーフミュージックにしろテンポがゆっくりなんですね。だから、そのままではゲームに使えない。なので、70年代の要素を汲み取りつつ現代にもってきた、70年代の音楽をデジタルで再解釈した感じですね。特にタイトル曲「Boarder 70」はその色が濃いかな。 |
 | 長沼さんにとっては、今回は新しいチャレンジだったと思うんすよ、俺は。『JSR』シリーズは長沼さんが好きなことをやって、長沼ワールド全開みたいな部分があったけど、今回って70年代とかガキっぽいパンクにして、とか今までにないテイストを色々オーダーしたから。 |