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いよいよ稼働しましたエクストリームスケボーレースゲーム『Ollie King（オーリーキング）』！開発者３人へのインタビューです。 メンバー紹介

このゲームでは音楽も重要なファクターだと思うんだけど、普段どんな音楽を聞いてるの？

	モー娘。とか流行りもんが好きですね。あとm-floが大好きすね。邦楽のヒットチャートとか、上から聞いてますよ。カラオケ大好き人間なんで。後はエロい歌、クレイジーケンバンドとか。カラオケネタにもなるし。
	こいつのカラオケはおもしろいですよ。目ぇ剥いて、血管切れそうなイキオイで歌うし、独特の「横山ダンス」があるんですよ、江頭2:50みたいな動きの。女の子居ようがお構いなしだし。
	俺、別に引かれてもいいすもん。歌って躍って自分のストレスが発散されれば。
	僕はいま車に入ってるのはジャズばっかりですね。うるさい曲をあんまり聞きたくない時期ってあるじゃないですか、今はそれかな。あ、あと「キルビル」のサントラはめちゃめちゃ聞きましたね。この前、目黒通りで車をオープンにして、大音量で梶芽衣子の「修羅の花」を聴いていたら通行人にじろじろ見られましたけどね。ヘンなやつだって思われたんだろうなあ。
	僕は倍賞千恵子。良いんですよ、倍賞千恵子。アナログ版引っ張り出して聞いてますよ。倍賞千恵子の叙情歌集が欲しいんですけど、ネットオークションでもかなり高いんですよね。
	長沼サウンドの原点って何すか？これが今の俺を作ったみたいな。
	あ、それ僕も聞いたこと無いなあ。何ですか？
	うーん、プリンスかなあ。日本人だと岡村靖幸。
	長沼さんって確か何かの大会のボーカリスト地方代表みたいなやつで、岡村靖幸の次の次ぐらいにデビューする予定だったんすよね。
	ヤマハのティーンズミュージックフェスティバルの北海道代表。今でもそこの公式サイトに名前でてるんじゃないかな。色んな事情でデビューはしなかったけどね。
	へえー、それはすごいな。横山が妙に詳しいのが気になるけど。
	でも長沼さん、俺と一回もカラオケ行ってくれたこと無いんすよね。その封印された歌声、一度聞いてみたいなあ。

長沼さん、すごい人なんですね。話を戻して、『オーリーキング』で一番こだわったところを一つだけ挙げると？

	あえて一つだけいうと、俺はね「ダッシュ」です。エアートリックが終わって着地した時に、トリックランクに応じてダッシュ（加速）するんですけど、これはこだわったって言うか、ほんと俺にとって最大の試練でしたね、このゲームを作る上で。スピードの出方、ダッシュが持続する距離、カメラの動きも含めて試行錯誤の連続。ダッシュが短いと爽快感が無いし、逆に長すぎるとゲームにならない。調整にはかなりこだわりました。ま、それ以外の部分も全部こだわってるんですけどね。あえて言えば、これ。
	僕は、体感性かな。スケボーに乗ってる気がしつつ、しかも簡単。これは相反する2つのものなので、そこですね。乗ってる気がすることが重要。長沼さん、音楽でこだわったところは？
	他にないもの。疾走感を出しつつ、他のゲームでは聞けないものにこだわりましたね。アドレナリンがドバドバでるような新しい曲を目指しました。

なるほど、では、一番苦労したところは？

予算。ナマナマしいすけど。初めてのディレクターで、初めてのスタッフを束ねる立場で、いかに、予算内でいいゲームを作るかって事との格闘すからね。デザイナーには急げって言っといて、自分の中ではゆっくりいいものを仕上げたいと思ってたり、葛藤、葛藤、葛藤すからね。ホント苦労したんすよ。色んな意味で、はじめて菊池さんの気持ちがわかった気がしましたよ。あー、菊池さんの言ってたのはこういうことか、と。

	ふぅん。まぁ、ねぇ・・・。
	そんなの知らないよ。って感じ？
	ここはやさしい目をして「うんうん」言ってればいいんすよ。いい話なんすから。

	ま、横山が何を考えて、何を悩んでるのかは、大体解りましたけどね。ずっとコンビでやってきたし。実は、僕も横山と同じで、初めてプロデューサーということをやったんですよ。プロデューサーのやり方なんてマニュアルがあるわけでもなし、誰が教えてくれるわけでもなし。人によってかなりやり方が違うんですよね、プロデューサーって。まずは、何ができるだろうって考えましたね。自分で手を動かすわけではないので、自分のイメージをきちんとみんなに伝えられるかどうかって所に一番気を遣いましたよ。前向きなダメ出しは良くしましたね。
	いやーっ、よくダメ出しされたっす。でも、菊池さんは、たぶん相当我慢してくれたんだと思いますよ、俺に譲ってくれた部分も多かったし。任せられてるって言うよりは、睨まれてるって感じだったっすけどね。ところで、長沼さんの苦労は？
	んー、会社が埃っぽくって。2時間おきにマウスのボールを掃除してましたね。今は引っ越して快適になったけどね。

合併直前、アミューズメントヴィジョンでは大掃除と建物の大工事が行われ無事に元スマビの方たちを迎え入れたのでした。 今は埃っぽくなくて良かったですね。長沼さん（涙）。まだまだ続きます！→→第３回

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