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AV OUT

「何度も見たくなる映画」

私は映画を見るのが好きなのですが、でも最近は忙しくてなかなか見れないのでイライラしていたのですが、先日やっと見ましたよ。ターミネーター3。
かなり良くてビックリしました。T2もかなり好きで、DVDも持っているのですが、あまりに良くてホントビックリ。あれだったらもう一回みたいくらいです。でも誰にでもありますよね。何度も見たくなる、もしくは何度も見てしまう映画。このテの映画っておおよそ2種類に分かれるようですね。一つは物語が好きなケース。その物語が持つメッセージとかね。もう一つは見ている刺激が快感なケースでしょう。大抵は前者が多いと思います。俺なんかもそう。
でも後者が理由で見る人も多いです。でも例えばめちゃくちゃ面白かったけど「マトリックス・リローデッド」なんかは俺はまた見たいとは思いません。
映像は凄いしストーリーもわかるんだけど、何かを得たかというと?でしたし、物語性というロジックは完全に破綻しているし、テレビでたまに特集している「カメラは見た!世界の衝撃映像!」みたいなショッキング映像の豪華版をコラージュ的に見ているような感じがしました。とてもかっこよくてそれなりに圧倒されるんだけど、結局、映像の記憶の低下と共に心の中にも残るものはなくなってしまいました。
だから凄いことは凄いしハイインパクトなんだけど、長続きしないインパクト。ただ、この監督が作りたいものってメッセージではなく確実に絵だと思うので、私のこの感想は、監督が自分の欲求に対して見事に徹した作りへの、ある意味での証なのかもしれません。さて、では俺的にどんなのが何回も見たくなるのかと言うと、基本はノンフィクションです。事実は小説よりも奇なり。もちろんフィクションも面白いですが、やはり他人の人生をかいま見るようなワクワク感が俺にとってはたまりません。でもふと思うんだけど、ゲームってノンフィクションって意外に無いですよね。設定だけが過去のものと言うのはありますよね。主人公の名前が歴史上の人物だったり、設定のアウトラインが現実の戦争を基本にしていたりというのはありますが、話しの流れをキチンと追って作られたものは以外と少ないのが事実です。
作ったらつまらないのかなぁ。そんなことないと思う。題材と設定をキチンとすれば結構いけるかもしれません。もちろんノンフィクションは過去に起こった話をなぞるだけと言えばそれまでですが、自分が歴史の事実を体験できるというのはとても面白そうなんだけどなぁ。やばい。作ってみたくなってきた。
映画も本当に面白いノンフィクションがあるのだから、ゲームでもチャレンジする価値はありそうですよね。どうですか?誰か作ってみて欲しいんだけど。じゃぁ自分がやってみろって?うん。真面目に考えてみようかな。でのやるのなら映画にも「ノンフィクション」というジャンルがあるように、ゲームでもそういうジャンルがあるんだと言えるところまでやりたいですね。読者の方に許して貰えるのなら、たまにはゲームの話と交えながら映画の話もさせて下さい。好きなもんで原稿が書きやすいです。

イギリスのゲーム雑誌『EDGE』 掲載
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