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『バーチャストライカー３ ver.2002』
ファミ通カップ地区予選 3月17日（日）大阪・名古屋予選大会レポート

大阪地区予選

会場：ソフマップ　なんばザウルスⅠ
優勝：あーと選手（ブラジル）
準優勝：1976選手（ナイジェリア）
ゲスト：カミカゼ長田さん

Aブロックではフィジー旋風が吹き荒れた。オセアニアの小さな島国、世界ランキング123位、南国
の楽園フィジーを操るヤマグチ選手が試合運びの巧さで1回戦の日本に4-0、2回戦のユーゴ
スラビアに2-1で勝利。このまま勢いづくかと思われたが、優勝したあーと選手と準決勝で対戦、
惜しくも敗れた。Bブロックではアフリカの雄、ナイジェリアが快進撃。爆発的な得点力と息もつかせぬ
波状攻撃でアルゼンチン、フランスにも大量得点で勝利。1976選手の圧倒的な攻撃力は観客を魅了した。

大阪地区予選　トーナメント表→

しかし、優勝したのはあーと選手が操るブラジル、堅実に点を取り、硬いディフェンスで守りきるスタイルで、フィジー旋風にもナイジェリアの攻撃力の前にも屈しなかった。大量得点を重ねてきた1976選手のナイジェリアもあーと選手のブラジルの前には、1点しか取れず完全にペースを奪われていた。あーと選手は、初代バーチャストライカーからのバーチャストライカーフリークで、ゲームセンターで対戦を繰り返してきた成果がでたのだろう。あーと選手いわく「人には強いけど、コンピューターには弱いんです。」


ただいま受付中	みんな真剣	集合写真

名古屋地区予選

会場：イマジン・マジカルガーデンワンダーシティ店
優勝：Ｍ・Ｆ選手（アルゼンチン）
準優勝：ミケルス選手（オランダ）
ゲスト：デビル藤原さん

名古屋予選はイマジン・マジカルガーデンワンダーシティ店内で開催。中部地区ナンバーワンを目指し、東京決勝出場を信じて集まった闘争心剥き出しの選手たち。試合前トーナメント組み合わせ発表を前に、選手たちは練習に余念がない。いよいよ試合開始。あれれ？試合前とは様子がちがうぞ。
なんとも和気あいあいとした雰囲気で展開される1回戦、2回戦。あちこちで「きゃーっ。」とか「うわぁっ。」とか、思わず声が出ちゃうプレイ続出。（あれ？これはスーパーモンキーボールじゃないか）
そして、逆に思わず声が出ないのが、デビル藤原さんとMC。地方出張の夜を満喫しすぎたのか？

名古屋地区予選　トーナメント表→

名古屋大会の選手たちの実力はとても均衡したものなんだろう。2-2でPKという展開もあり、実力派そろいの中で見事優勝、東京行きの切符を手にしたのは、弱冠18歳の高校生。
しかし、この決勝戦だけはそれまでの戦いとは違った。この高校生が試合開始後からジャンジャン、ゴールをきめるきめる。まるで1試合終わった後のゴールラッシュを見ているかのように・・・す、すごい。


明るい店内での対戦だ	優勝者にデビル藤原さんから賞品プレゼント	集合写真

＜3月17日（日）注目の試合＞
大阪予選　2回戦第2試合
ユージ選手（ブラジル）vsあーと選手（ブラジル）
●ユージ選手　1-1（PK4-5）　あーと選手○　

ブラジル対ブラジルの同国対決、2回戦から強豪同士のつぶしあいとなった。
不戦勝で1回戦をクリアしたユージ選手に対し、1回戦ナイジェリアを操るカマカツ選手に2-1で勝利して、ウォーミングアップ充分なあーと選手。静かに試合は始まり、お互い1点づつを取った後、試合は膠着状態が続き、ついに延長戦へ。他の3試合が次々と終了している中、緊張感の高まる延長前後半も、お互いにチャンスをつかめず、決着はいよいよPK戦に持ち込まれた。
テンポ良くペナルティキックを蹴りあう両選手、短い間に激しいコースの読み合いが繰り返される。ユージ選手のPK5本目、ゴール左下隅へ低く蹴りこまれたボールを、あーと選手が読みきってファインセーブ。
この試合があーと選手を勢いづかせたのか、準決勝で今大会の台風の目、ヤマグチ選手のフィジーを破り、決勝戦では1976選手の破壊力抜群のナイジェリアを失点1で破って優勝している。
あの時、あーと選手がPKを読み違えていたら・・・勝負と言うのは、少しのチャンスで大きく変わるものである。


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