東京地区予選で出場権を勝ち取った2名は、ハードな予選で気力を使い果たしたのか、ともに1回戦で敗退してしまった。個人的にはsmoke選手が優勝候補だと予想していたのだが。準決勝に勝ち進んだのは、ブンブン丸選手のジャマイカを破った札幌地区代表HAL選手、選手全員が「中華帽にサングラス」謎の中国チームを操る福岡地区代表、ひろすけ選手、ほとんどの選手が195センチの長身にエディットされた名古屋代表のM・F選手のアルゼンチン、そして、福岡、名古屋と地方予選の戦いを見守り、ある意味、最も大会に精通している男、デビル藤原選手のイングランドの4チームである。
ひろすけ選手の中国は、決勝大会でも人気を博していた。相手を見た目で圧倒、動揺している隙に得点するという中華パワーが期待されたが、HAL選手の巧みな戦術の前にひれ伏す形となった。
M・F選手対デビル藤原選手の試合は、今大会1番の好試合ではなかったかと思う。
ほとんど攻めることのできなかったデビル藤原選手のイングランドに対し、攻めるのだが点のとれないM・F選手のアルゼンチン、どちらが勝ってもおかしくない試合を、僅差でデビル藤原選手が辛勝、決勝進出を決めた。
M・F選手は、その後3位決定戦に勝利し、全国3位の称号を獲得したが、実力伯仲の試合だっただけに悔しさもひとしおだったろう。
決勝戦では、ループシュートを巧みに使うHAL選手が先制するも、準決勝で勝利の女神を呼び込んだデビル藤原選手が怒涛の攻撃でスコア3-1で勝利し、見事アーセナル観戦ツアーを勝ち取った。取材もかねて、奥さんと新婚旅行に行くそうだ。本気でうらやましい。 |