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名越コラム /
第14回 久々の更新です |
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実は、私のコラムをいつも読んでます。と社内のスタッフに言われ、こりゃそろそろなんか書かないと。と思い立ったのもので久々の更新です。 今回も映画のお話です。では何にしようかな? 最近見た映画は「えびボクサー」なのですが、個人的に面白かったとはいえ、ちとキツかった。しがないボクシングジムのトレーナーが2M10cmの巨大エビを手に入れ、それを全敗中のボクサーと戦わせて金もうけしようと、、、、、えっ?もう説明いらない?そうですか。俺はDVD買ったんだよなぁ。実はパッケージの裏の有名人のコメントを「ガッツ石松」が書いてたのを買った後に気づきました。遅かったです。一応、笑えたし、微笑ましい部分もあるんですけど。でも映画の公評コメントって実に気になりますよね。タイトルや配役聞いて「観てー!」と思っていた映画のコメントがテンション低かったりすると、躊躇してしまったり、逆にコメントがすごく気になって、観るつもり無かったんだけど観てしまったり。そしてそこから更に当たり外れがあるのも映画鑑賞の醍醐味だったりするんですけどね。では今回は作品の話ではなく、自分が映画を観るときのポイントについてお話します。まず俺が観ることを躊躇する映画の代表的なパターンがあります。それは「目的に対して徹底的に用意された設定が最初から見えてしまう映画」が苦手です。もうちょっと具体的に言うと、例えば地球滅亡の危機、不治の病の主人公が自分のクルーと宇宙に旅立つ。とか。そういうのがいまいち苦手です。泣かせるという目的に対して「地球滅亡と不治の病が材料でございます」と言われているみたいで、どうにもそこから展開されるもの全てが観る前から予定調和に感じられてしまって、どうしても好奇心という触手が伸びない。俺にとって映画を見終わって一番持ちたくない感覚「ふーん。そうなんだ」みたいな部分が見えかくれするともうダメですね。皆さんもそういう自分なりに苦手なパターンってありませんか?どうして気になりますよね。 では観たくなる基準ですが、それは作品そのものよりも自分の心のコンディションが重要な気がします。ハッピーなのか?落ち込んでるのか?やる気満々なのか?疲れているのか?それに対して時にはその気分と同じ境遇を感じるものを選び、時にはその気分を一掃してもらえそうなものを選んだり。そして応援されたり教訓をもらったり色んな結果をもらえます。良いですね。映画って。でも「えびボクサー」はクダらない中に、ほろ苦い感動をもらう予定だったのですが……。あっ。それも醍醐味のはずですよね。失礼しました。ではまた。 |