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アーティスト |
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タイトル |
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Return to Castle Wolfenstein |
発売元 |
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株式会社P&A |
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PAS-1879 |
©2001 Id Software, Inc. All
Rights Reserved. Published and distributed by Activision Publishing, Inc. under
license. |
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Hello!もう春ですね。新入生、新入社員のみなさんとともにフレッシュな空気を感じる季節です。
さて、今回の“コレを聴け!”は好きな効果音にスポットをあててみたいと思います。
効果音は映像の演出、何らかの機能のフィードバック、あるいは注意を引くために用いられたりと、耳にするシチュエーションは多岐にわたります。
最近見た映画(DVD)で、ドリヴン、ワイルドスピード、スターウォーズエピソード1などは、レースシーンでの映像の特殊効果との相乗効果でエンジン音の迫力が抜群でした。
狂ったように吼えるモンスターマシンを人間がコントロール(支配)する達成感と、さらにそれをもってレースに挑む尋常ならぬアクション(行動)による挑戦とで、挑戦と達成が段階的にループし、ストーリーによって終幕へと導かれる過程が熱く伝わり、まさに気分はそこにありといった感じでした。
こと競技(戦い)における効果音の演出はとても印象的で、ハリウッドの最新の録音設備を最大限に活用していると思われる、これらの映画の効果音は非常にカッコ良い出来です。
お気に入りのエンジン音から入りましたが、昨今の世界的情勢からハリウッド映画には戦争もの(ブラックホークダウンやエネミーラインなど)が多いので、時期的に同じくPCゲーム市場で世界的にヒットしている戦争ものFPS(1人称視点のアクションシューティングゲーム)、「リターン・トウ・キャッスル・ウルフェンシュタイン」を紹介したいと思います。
最初のオープニングメニューでは重厚なストリングスとホーンセクションによるBGMが鳴り響きテンションが上がってきます。
つぎにマルチプレイ(オンライン)を選択して、市街地での陣とり合戦を繰り広げるデストラクションというマップがあるので、そこに入ってみると、すぐに空爆の音や、様々な銃器&火器の音が聴こえてきます。
どれも映画の中かと思うくらいの音が鳴り響いています。
その中で突如、「Medic!(医療兵!)」や「I need ammo!(弾丸をくれ!)」などといった叫び声が入り混じってきたりします。
なにかと思いきや、ライフゼロで倒れた人が救護を呼んでいたり、弾切れで右往左往している人がいたりと、競り合っている人たちと助けを求めている人たちが混沌の様相を呈していますが、その混沌を整然とさせるのは各々のプレイヤー達です。
ライフの回復や弾丸の補給など状況にあわせて協力してゲームを進めていきます。
操作やルールに慣れてくると、ゲーム参加時に「ハロー!」や「ハイ!」といった挨拶をしたり、ゲーム中に「グレートショット!」といった誉め言葉や、「基地を守れ!」とか「陣地を守れ!」といった指示、「どけ!」とか「いくぞ!」といった呼びかけ、「了解!」や「却下!」といった応答、ゲーム終了時には「やった!」とか「グッドゲーム!」といったセレブレーション、などなど様々なボイスチャットがやりたくなります。
キーボードでのタイピングはお互い言いたい放題なので、そこが面白かったりもしますが、展開の早いゲーム中はボイスメニューから選んだ方が便利ですし、声が出るので、より人がいる実感が味わえます。
さらに慣れてくると、コロンコロンと転がる音で手りゅう弾に気づいたり、ヒューンという音で空爆を警戒して辺りを見回したり、キュィーンという音で近くでロケットランチャーを撃とうとしているのに気づいたり、銃器の音で相手の武器を判断してこちらも応戦体制を整えたり、マガジンを入れ替える音で相手のスキに気づいたりと、様々な爆音やボイスが鳴り響いているなかでも十分に聴き分けられるようになっている自分におどろくことでしょう。
1人称視点のゲームなので、サウンドのシステムは状況や位置関係と密接に絡んでいますし、各々の役割分担とボイスチャットがあいまって、協力とコミュニケーションなしでは勝てないゲームです。
最近の3Dが動くPCを持っていて、ブロードバンドもひいている人は是非体験してみてください。 |